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タイ旅行する前に知っておいてほしい!
タイでは2021年から指定成分を含む日焼け止めが持込・使用禁止になりました。

どんな日焼け止めならOKなの?

日本で買えるものでおすすめは?
数ある日焼け止めの中からどれを選べばいいの?とお悩みの方に向けて、タイ旅行に持っていきたい、おすすめの日焼け止めを7つご紹介します。

全部わたしが試しました!
こんな方はぜひご一読ください。
- タイ旅行の予定がある
- タイでマリンスポーツやビーチで遊んだり、アクティブに活動したい
- 日本で買える、海にも肌にもやさしい日焼け止めを知りたい
- 自然にやさしい旅行がしたい
また、この記事でご紹介する日焼け止めは、下記のルールで選出しました。
- 高温多湿なタイで便利・キレイをキープするもの
- タイの日焼け止めの法律を守るもの
- すべて私が試したものだけご紹介
南国タイで日焼け止めは必須アイテム!
タイへ旅するまえの準備に、日焼け止め選びの参考にしていただければ幸いです。


地球と肌にやさしい日焼け止め研究家:Ben(べん)
- 海・離島・自然・ダイビングが好き
- 毎月新しい日焼け止めを試してます。成分について勉強中!
- オリジナル日焼け止めを作るのが夢
【日本で購入OK】タイで使える、おすすめの日焼け止め7選
タイで使う日焼け止めを選ぶときは、タイの日焼け止めの法律を守っていることは必須。
プラス、当サイト独自の環境負荷レベルをもとに、★4から★2までの日焼け止めをおすすめ順にご紹介いたします。

ちなみに★2でタイの日焼け止め法律と同等になります。

厳しめに基準をつくっています〜
独自環境負荷レベルについては、こちらの記事で解説しています。興味がある方はぜひご覧くださいね。
【★4】UV スキンプロテクトミルク [いちばんオススメ]

UVスキンプロテクトミルク | |
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ブランド | モアニオーガニクス |
定価(税込) | 4,070円(81.4円/1g) |
容量 | 50g |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛(ノンナノ) |
特徴 | ECOCERTを取得済 |
- ECOCERT認証で安心オーガニック
- ナノ成分不使用で環境にも◎
- ウォータープルーフだから海もOK
- ヴィーガン対応
- 価格が高め
- テカりやすい
- 素材の匂いが気になる人もいるかも
世界最大規模のオーガニック認証機関である、ECOCERT(エコサート)を取得済み。
日本では残念ながら曖昧なオーガニックコスメが多いのが現状なのですが、
UVスキンプロテクトミルクは、安心できる本物のオーガニックを使いたい方におすすめしたい1本。
人にとっての使いやすさと、環境へのやさしさの両方をかねそろえた優秀な日焼け止めだと思います。

私ももちろんお気に入り

個人的にいちばんおすすめしたい商品です
また、余ってしまってもブルーライトカット効果があるので、帰国後も化粧下地として使えるところがポイント高い!
美容効果があるこの4つの植物オイル
- ホホバオイル
- ココナッツオイル
- アーモンドオイル
- アボカドオイル
が贅沢に入っていて、日焼けによる肌の乾燥からも守ってくれます。

日焼け止めの乾燥する嫌なかんじはありません
さらに詳しいレビューはこちらからお読みいただけます。

【★4】サンスクリーンバターspf50+

サンスクリーンバター | |
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ブランド | ALL good |
価格(税込) | 2,145円(76.61円/1g) |
容量 | 28g |
SPF・PA | Broad Spectrum SPF50 PA記載なし |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛(ノンナノ) |
特徴 | 全成分6種類のみ |
- 成分6つのみのシンプルな日焼け止め
- ナノ成分不使用で環境にGood
- 生物分解性だから安心
- コンパクトで荷物になりにくい
- 爪の間に入りやすい
- 白浮きが気になる人がいるかも
- 缶のまわりがべとつきやすい
こちらはアメリカブランドの日焼け止めですが、ネットやサーフショップなどで購入することができます。

アメリカの日焼け止めにはPAの表記がありません

Broad Spectrumという表記でUVAとUVBどちらもカバーしていることを表しているよ
いちばんの特徴は、何といっても全成分6つのみというシンプルさではないでしょうか。
特に刺激になりやすい成分は入っていないので、肌が弱い人や子どもでもOK。
全成分についてはこちらで解説しました。
また、化学成分が一切入っていないため、生分解性があり環境への負荷が少ないところも良き。
コンパクトな缶に入っているバームタイプなので、カバンやポーチに入れて持ち運びしやすいのも旅行ではありがたかったです。


【★4】サンゴに優しい日焼け止め

サンゴに優しい日焼け止め | |
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ブランド | CORALILY |
定価(税込) | 3,273円(81.82円/1g) |
容量 | 40g |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛(ノンナノ) |
特徴 | 全成分10種類のみ |
- 全成分10種のみシンプル日焼け止め
- ナノ成分不使用で環境にもやさしい
- 日焼け止めとは思えない香りに癒やされる
- 意外とベタつかず使いやすい
- 爪の間に入りやすい
- 白浮きが気になる人がいるかも
- 缶のまわりがべとつきやすい
- セイヨウハッカ、ユーカリが刺激になりやすい
こちらも全成分10種のみで、合成成分は一切不使用!
全成分についてはこちらで解説しています。
日焼け止めとは思えない、自然で爽やかな香りがとても好き。

暑くて湿度が高いタイでも爽やかな気分になれそう♪
また、バームタイプはベタベタするのでは?と思って避けている人もいるかもしれません。
サンゴに優しい日焼け止めは、ベタつきが少なく塗るとしっとりした感じで、意外と使いやすいのです。
ひとつ注意点が。
セイヨウハッカ油(ペパーミント)、ユーカリ油が入っていますが、この2つは刺激になりやすいもの。
私の意見は、肌が弱い人や小さなお子さんは使用を避けたほうが良いです。
心配な方は使う前に、必ずパッチテストを行ってくださいね。
【★3】feel coral サンプロテクトミルク

feel coral サンプロテクトミルク | |
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ブランド | ハリウッド |
定価(税込) | 4,180円(87.08円/1g) |
容量 | 48ml |
SPF・PA | SPF43 PA+++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化チタン・酸化亜鉛 |
特徴 | ツヤ感アップ |
- クマやシミをやさしくカバーしてくれる
- 明るいベージュカラーで肌色を整える
- ナノ成分不使用で環境にもやさしい
- 撥水性もOK
- クレンジングによるオフは必要
- シリコーンが多く環境下では分解されない
化粧品業界の老舗、ハリウッドからサンゴにやさしい日焼け止めが発売。
ベージュの色付きなので顔への仕様がメインになりますが、気になる部分をカバーしてくれるのでこれ1本でも十分きれいな肌になってくれます。

ノーファンデメイクにぴったり!
ツヤ感も出るのでファンデいらず。
メイク時間が短縮できて、荷物も減らせるので旅行に持っていくと便利です。
シリコーン成分が多く含まれているので汗など水分に強く、蒸し暑いタイでもメイク崩れを気にせずOK。
水への強さについて、こちらの記事で実験しています。
よかったらご覧くださいね。

【★2】スキンケアUVクリーム クールコンフォート

スキンケアUVクリーム クールコンフォート | |
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ブランド | ONLY MINERALS |
定価(税込) | 3,520円(140.8円/1g) |
容量 | 25g |
SPF・PA | SPF50 PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛 酸化チタン |
特徴 | 汗に反応して清涼感を与える |
- 汗や水分に反応してひんやり感を得られる
- 高温多湿の不快感を軽くできる
- 清涼感は意外と長続きする
- ツヤ感のある肌になれる
- コスパは良くないかも
- カバー力はあまり期待できない
オンリーミネラルの春夏限定商品で、毎年販売しているクールコンフォートシリーズ。
いちばんの特徴は、汗に反応して清涼感が出るというところ。

付けた瞬間から清涼感を感じます
私も最初は半信半疑でしたが、本当にひんやり感が持続したので、これは汗をかく時期には助かるアイテムだと確信しました。
実験ではひんやり感は約4時間。そのときの様子はこちらの記事にまとめてあります。

数量限定商品なので、気になる方はお早めに!

【★2】ミネラルCCクリーム

ミネラルCCクリーム | |
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ブランド | VINTORTE |
定価(税込) | 3,740円(124.66円/1g) |
容量 | 30g |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛 酸化チタン |
特徴 | 多機能CCクリーム |
- 1本5役で美肌に見せる
- 肌に密着してヨレにくさもOK
- 敏感肌にやさしいので毎日使える
- カバー力あり、自然な仕上がりが良い
- ツヤ感のある肌になれる
- コスパはそこまで良くない
- 洗顔料でオフできない
敏感肌を考えたVINTORTE(ヴァントルテ)のミネラルCCクリーム。
明るいベージュカラーで固さがあるクリームですが、肌にしっかり密着して汗をかいてもヨレることがほとんどないです。

固さと塗りやすさのバランスが絶妙
CCクリームは一般的にカバー力がないと言われがちですが、このミネラルCCクリームは特に毛穴を良くカバーしてくれると感じました。
肌トラブルが少ないときは、これ1本でも十分いい感じの肌に見えます。

自分の肌色に近かったこともあり、違和感なく素肌っぽさを出せました
荷物を少しでも減らしたいとき、VINTORTEのミネラルCCクリームはぴったり。
1日使ってみた肌のビフォーアフターはこちらの記事でご紹介しています。
【★2】プロテクションUVプラスミルク

プロテクションUVプラスミルク | |
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ブランド | コパトーン |
価格(税込) ※オープン価格 | 1,073円(26.82円/1ml) ※Amazonでの価格 |
容量 | 40ml |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛 酸化チタン |
特徴 | サラサラのテクスチャ |
- サラサラで広範囲に塗り広げやすい
- コスパ良し
- ほぼ白浮きなし
- 無臭!においストレスなし
- うるおいはそこまで感じない
- トーンアップもあまりなし
- サラサラなのでこぼしやすい
コパトーンからも紫外線吸収剤不使用の、サンゴにやさしい日焼け止めが販売中!
いちばん好きなポイントは、テクスチャがサラサラなところ。
ビーチでも全身にサクッと塗れて便利です。

汗や海水でベタつきやすい肌にも使いやすいと思いました
他の機能とかはいいから、とにかく焼けたくないんだ!ガンガン使いたい!という方にはぜひ一度お試ししてほしい日焼け止めです。
さらにこちらの記事でも詳しくレビューしました。
タイで禁止になった日焼け止めの成分は4つ

タイでは2021年8月4日から指定の化学成分を使用した日焼け止めの持込・使用が禁止になりました。
タイ国内にある国立公園で、指定成分が入った日焼け止めの持込・使用が禁止。違反した場合は罰金10万バーツ以下が科せられる。
※10万バーツ=日本円で約42万円(2024年4月現在のレート換算)

高額の罰金にビックリ!
タイ全土でNGということではなく、国立公園での使用が対象となります。
あなたが訪れる予定の場所が、国立公園が事前にチェックしてくださいね。
国立公園はこちらをご確認ください。
また、指定の化学成分とはこちらの4つです。
- オキシベンゾン
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
- 4-メチルベンジリデンカンファー(エンザカメン)
- ブチルパラベン
最近よく見るようになった紫外線吸収剤については、こちらの記事で詳しく解説しています。
タイで日焼け止めの法律ができた背景【Benの考察】

タイでは国をあげて、持続可能な観光(サスティナブルツーリズム)に取り組んでいます。
観光客を迎え入れる人や地域だけでなく、旅行を手配する会社や観光する人も含めて、全員で責任を持つ観光のことをいいます。
自然環境だけでなく、経済・文化や伝統・社会すべてを持続的に保つことが目的です。
私が個人的に素晴らしいなと感じた「責任ある観光を実現するための8つの心得」という項目をご紹介します。
- 社会、経済、環境への悪影響をなるべく最小化すること
- 地域コミュニティの文化、環境、経済を向上させること
- 地元の自然環境と地元文化を優先すること
- 自然、文化、伝統的な習慣を通して有意義な経験を与えること
- それぞれが責任ある観光を後押しすること
- 観光者の安全を確保すること
- 住民と観光客に良い環境を作ること
- 責任ある観光を実現する意識を高めること

タイって素敵な国だなと思いませんか?
寺院や屋台、本場のタイ料理…タイは見どころがたくさんある国。
実は国立公園が157ヶ所(2019年現在)もあり、ユネスコ世界遺産の候補にあがっている国立公園も数多く、自然が豊かな国でもあるのです。
自然を守ることは、その地に住む人々を守るということ。
タイで日焼け止めの法律ができた理由は、自然と人の共存共栄のための最善策だと私は考えています。

自然環境と国民の暮らしを考えた内容になっています

日本でももっと広まってほしいね
【まとめ】タイでは環境にやさしい日焼け止めを使おう

タイでは2021年8月4日から国立公園内で指定の化学成分を使用した日焼け止めの持込・使用が禁止になりました。
そこで私がおすすめしたい、タイ旅行に持っていきたい日焼け止めはこちら。

ECOCERT(エコサート)を取得済みのちゃんとしたオーガニック日焼け止めです。

オーガニックと認証されるまでには、原料となるものの生産から厳しいルールがあります。例えば農薬を使っていないなど。

オーガニック認証を選ぶだけで、地球にもやさしい選択をしている!ということです
また、禁止されている内容はこちら。
タイ国内にある国立公園で、指定の化学成分が入った日焼け止めの持込・使用が禁止。違反した場合は罰金10万バーツ以下が科せられる。
※10万バーツ=日本円で約42万円(2024年4月現在のレート換算)
指定の化学成分とはこちらの4つ。主に紫外線吸収剤となります。
- オキシベンゾン
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
- 4-メチルベンジリデンカンファー(エンザカメン)
- ブチルパラベン
タイでは国をあげて持続可能な観光(サスティナブルツーリズム)に取り組んでいます。
迎え入れる側の意識がとても高い国という印象を受けました。

一方、観光客として訪れる側の私たちは、タイの人々が住む場所にお邪魔する立場です
現地の人たちの文化や日常生活だけでなく、すべての生き物が住む環境を守るために、観光客ができる環境保護活動をしていきたいですね。