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アジアの中でも人気の観光地のひとつ、タイ王国。
物価が安く、美味しい料理や見どころたくさんの観光地。
そして、プーケットを代表とするリゾート地でもあります。

タイは海もキレイで、生物の宝庫♪
じつはタイでは、2021年から指定成分を含む日焼け止めの持込・使用禁止となったのをご存知でしょうか?
- どんな日焼け止めがNGなの?
- 持っていった場合、どんな罰則があるの?
- 日本で買えるおすすめの日焼け止めが知りたい
という方も多いと思います。
そこでこの記事では、タイで禁止になった日焼け止めがどんなものか、安心して使える日焼け止めを海好きBenがご紹介します。
- タイ旅行の予定がある
- 日本で買える海に優しい日焼け止めが知りたい
- タイでマリンスポーツをしたりビーチで遊んだりしたい
- 自然環境に優しい旅行がしたい
南国タイで日焼け止めは必須アイテム!
タイへ旅するまえの準備として、日焼け止め選びの参考にしていただければ幸いです。
タイで禁止の日焼け止めとは?

タイでは2021年8月4日から指定の化学物質を使用した日焼け止めの持込・使用が禁止になりました。
指定の化学物質はこちらの4つです。
- オキシベンゾン
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
- 4-メチルベンジリデンカンファー(エンザカメン)
- ブチルパラベン
タイ国内にある国立公園で、指定成分が入った日焼け止めの持込・使用が禁止。違反した場合は罰金10万バーツ以下が科せられる。
※10万バーツ=日本円で約42万円(2023年11月現在のレート換算)

高額の罰金にビックリ!
特に今、問題となっている紫外線吸収剤については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【日本で購入可】タイで使える、おすすめの日焼け止め3選
タイで使う日焼け止めを選ぶときは、4つの指定成分が入っていないことは必須。
その他に、当サイト独自の環境負荷基準をもとに、おすすめの日焼け止めをご紹介いたします。
4段階で環境負荷のレベルを表し、★4が最も自然に優しい日焼け止めになります。

独自環境負荷レベルの基準については、こちらの記事で解説しています。
興味がある方はぜひご覧くださいね。
【★4】moani ORGANICS/UV スキンプロテクトミルク

モアニオーガニクス UVスキンプロテクトミルク | |
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定価(税込) | 4,070円(81.4円/1g) |
容量 | 50g |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛(ノンナノ) |
特徴 | ECOCERTを取得済 |
- ECOCERT認証済み
- 100%天然由来成分を使用
- 全成分ナノ成分不使用
- ウォータープルーフ
- ヴィーガン対応
- 価格が高め
- 油分が気になる、テカる
- においが気になる人もいるかも
世界最大規模のオーガニック認証機関である、ECOCERTを取得済み。
日本では曖昧なオーガニックコスメが多いなか、本当のオーガニックを使いたい方におすすめしたいです。
SPF50+ PA++++・ウォータープルーフだから、南国のビーチで安心して使える日焼け止めです。
余ってしまってもブルーライトカット効果があるので、日常でも使えるのがありがたい!
また、美容効果がある4つの植物オイル(ホホバオイル、ココナッツオイル、アーモンドオイル、アボカドオイル)が贅沢に入っていて、日焼けによる肌の乾燥からも守ってくれます。
私は顔がテカりやすく、なるべくベタつきを抑えたいのでパウダーと併用するとちょうど良かったです。
汗をかくと肘のシワになるところにたまりやすいので、しっかりなじませたり、部分的にボディパウダーを使ってみたりしてください。
プチプラ価格帯がほしい方の希望には合いませんが、人への使いやすさと自然環境への優しさ両方ある日焼け止めなので、気になる方はぜひお試しくださいね。
こちらの記事で、さらに詳しくレビューしました。
【★4】ALL good /サンスクリーンバターspf50+

ALL good サンスクリーンバター | |
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価格(税込) | 2,145円(76.61円/1g) |
容量 | 28g |
SPF・PA | SPF50+ PA記載なし |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛(ノンナノ) |
特徴 | 全成分6種類のみ |
- 成分6つのみのシンプルな日焼け止め
- ナノ成分不使用
- 生物分解性
- クリーミーな塗り心地
- 爪の間に入りやすい
- 白浮きが気になる人がいるかも
- 缶のまわりがべとつきやすい
こちらはアメリカブランドの日焼け止めですが、ネットやサーフショップなどで購入することができます。
いちばんの特徴は、何といっても全成分6つのみというシンプルさではないでしょうか。
特に刺激になりやすい成分は入っていないので、肌が弱い人や子どもでも安心して使えそうです。
ヤシ油(※)、酸化亜鉛(ノンナノ)、ミツロウ(※)、ホホバ種子油(※)、トウキンセンカ花エキス(※)、トコフェロール(ビタミンE)
(※)オーガニック認証成分
これだけしか入っていないのに耐水性は80分もあり、海で遊ぶときでも十分。
また、天然成分だけしか使っていないため、生分解性があり環境への負荷が少なく、自然のなかでも安心して使用できる日焼け止めです。

クリーミーな塗り心地も◎
こちらの記事でも詳しくレビューしています。
【★4】サンゴに優しい日焼け止め

CORALILY サンゴに優しい日焼け止め | |
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定価(税込) | 3,273円(81.82円/1g) |
容量 | 40g |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
紫外線吸収剤 | 不使用 |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛(ノンナノ) |
特徴 | 全成分10種類のみ |
- 全成分10種のみシンプル日焼け止め
- ナノ成分不使用
- 自然のいい香りに癒やされる
- ベタつきは少なめ
- 爪の間に入りやすい
- 白浮きが気になる人がいるかも
- 缶のまわりがべとつきやすい
- セイヨウハッカ、ユーカリが刺激になりやすい
こちらも全成分10種のみで、合成成分は一切不使用!
日焼け止めとは思えない、自然で爽やかな香りが心地良いです。
ゴマ種子油、酸化亜鉛(ノンナノ)、ヤシ油、ミツロウ、シア脂、ホホバ種子油、ラベンダー花油、セイヨウハッカ油、ユーカリ葉油、ニオイテンジクアオイ花油
保湿成分や油分が多いですが、思ったほどベタベタすることはなく塗るとしっとりした感じ。
ただし、セイヨウハッカ(ペパーミント)、ユーカリは刺激が強い分類に入るため、私の意見としては肌が弱い人や小さな子どもは使用を避けたほうが良いかなと思います。
心配な人は使う前にパッチテストを行ってくださいね。
こちらの記事でさらに詳しくレビューしています。使い心地や落とし方など徹底的に検証してみました!
タイで日焼け止めの規制をつくった理由は?【Benの考察】

タイでは国をあげて、持続可能な観光(サスティナブルツーリズム)に取り組んでいます。
観光客を迎え入れる人や地域だけでなく、旅行を手配する会社や観光する人も含めて、全員で責任を持つ観光のことをいいます。
自然環境だけでなく、経済・文化や伝統・社会すべてを持続的に保つことが目的です。

私が個人的に素晴らしいなと感じた「責任ある観光を実現するための8つの心得」という項目をご紹介します。
- 社会、経済、環境への悪影響をなるべく最小化すること
- 地域コミュニティの文化、環境、経済を向上させること
- 地元の自然環境と地元文化を優先すること
- 自然、文化、伝統的な習慣を通して有意義な経験を与えること
- それぞれが責任ある観光を後押しすること
- 観光者の安全を確保すること
- 住民と観光客に良い環境を作ること
- 責任ある観光を実現する意識を高めること

タイって素敵な国♪
寺院や屋台、本場のタイ料理…タイは見どころがたくさんある国。
また、国立公園が157ヶ所(2019年現在)もあり、ユネスコ世界遺産の候補にあがっている国立公園も数多く、自然が豊かな国でもあるのです。
自然を守ることは、その地に住む人々を守るということ。
タイで日焼け止めの法律ができた理由は、自然と人の共存共栄のための最善策だと私は考えています。

自然環境と国民の暮らしを考えた内容になっています

日本でももっと広まってほしいね
【まとめ】タイで禁止の日焼け止め

タイでは2021年8月4日から指定の化学物質を使用した日焼け止めの持込・使用が禁止になりました。
指定の化学物質とはこちらの4つです。
- オキシベンゾン→紫外線吸収剤
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)→紫外線吸収剤
- 4-メチルベンジリデンカンファー(エンザカメン)→紫外線吸収剤
- ブチルパラベン→防腐剤
タイ国内にある国立公園で、指定成分が入った日焼け止めの持込・使用が禁止。違反した場合は罰金10万バーツ以下が科せられる。
※10万バーツ=日本円で約42万円(2023年11月現在のレート換算)
タイでは国をあげて持続可能な観光(サスティナブルツーリズム)に取り組んでいます。
迎え入れる側の意識がとても高い国という印象を受けました。
一方、観光客として訪れる側の私たちは、タイの人々が住む場所にお邪魔する立場にあります。
すべての生物やタイの人々が住む環境、生活、文化を守るために、観光客としてできる環境保護活動をしていきたいですね。