本記事は広告が含まれています
海好き、ダイビング好きな人なら一度は行きたい国のひとつ、パラオ
2020年よりパラオでは日焼け止めの使用に関する法律がスタートしたのをご存知でしょうか?
それにより、10種類の化学物質をふくむ日焼け止めが使えなくなりました。
成分って難しいイメージだし、10種類も覚えられない!
そんな方でも大丈夫!この記事では、
- 禁止成分10種類のおぼえ方
- パラオで安心して使える日焼け止め
など、ご紹介していきます。
パラオへ旅する前に、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
パラオで使えない日焼け止めってどんなもの?
まずは禁止成分10種類がこちら
【3つのポイント】禁止成分10種類のおぼえ方
上記の禁止成分10種類、全部覚えるのは大変ですよね。しかも成分名ってカタカナで呪文みたい。
ココさえ押さえればOK!おぼえ方をご紹介します
- 「紫外線吸収剤不使用」または「ノンケミカル」と記載あるものを選ぶ
- 「〇〇パラベン」(パラベンのみも含む)「フェノキシエタノール」と記載あるものは選ばない
- 「トリクロサン」は一応覚えておく。記載あるものは選ばない
注意したいのは、「ノンケミカル」と書いてあっても「パラベン」や「フェノキシエタノール」が含まれている場合が多いということ。なので、1.と2.はセットでおぼえる必要があります。
上記をスクショしておくか、メモしておくのをおすすめです
もう1つ、日焼け止め選びで大事なこと
日焼け止めを選ぶポイントとして、成分名を覚えることに注目しがちですが、もうひとつ重要なポイントとして、使用している成分が少ないものを選ぶことをオススメしたいです。
裏面にある成分一覧をよく見ると、ひとつひとつカタカナで長くて呪文みたいですよね。一般消費者の私たちがすべてを把握するのは、かなり大変ですし難しいこと。なので、
- 少ない成分で作られていること
- 安心できる成分、イメージできる成分だけで作られていること
この2つを基準に選べば、環境に配慮した日焼け止め選びでは迷うことがありません。
シンプルで少ない成分で作られていれば、何が入っているか一目瞭然。人にとっても安心して使えるかどうかがよくわかります。
なぜパラオで日焼け止めの法律が決まったの?
それは、パラオの美しい海を守るため。
2020年1月1日から「責任ある観光教育法2018」に基づき、サンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止めの輸入・販売、持ち込みの禁止が決定されました。
引用:在パラオ日本国大使館|サンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止めの禁止について
責任ある観光(レスポンシブル・ツーリズム)とは、観光に関わるすべての人が自然環境や文化に責任をも持ち、より良い観光を目指すことをいいます。
観光に関わるすべての人には、観光者も含まれます
パラオは小さな島国。海をはじめとする観光業で成り立っているため、自然環境が壊れてしまっては生活することが困難になることが簡単に想像できますよね。
自然を守ることは、その国の人々の生活や文化を守ることにつながります
現地の人、ガイドする人、旅行を手配する人、観光で訪れる人。全員が責任と意識を持つことが、これからの旅行では大切になります。
そのひとつの施策として、パラオの美しい海を守るために日焼け止めの法律ができたのです。
禁止成分を含む日焼け止めを輸入・販売した事業者には罰金1,000ドルが科せられ、海外からの観光客が基準に沿っていない日焼け止めを持ち込んだ場合は、空港で没収。
問題になっている紫外線吸収剤については、こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
日本で購入できる、パラオで使える日焼け止め3選
パラオ入国前に日焼け止めを用意しておきたい!日本製のほうが安心!という方へ、日本で買えてパラオで安心して使える日焼け止め3つをご紹介します。
モアニオーガニクス/ UV スキンプロテクトミルク(バニラホワイト)
100%天然由来成分、こだわりの詰まった日焼け止めです。
全成分は多めではありますが、一般的な日焼け止めに比べたら少なめ。公式ホームページには全成分、原料の由来や産地まで記載があり、細部まで安心を感じることができます。
こだわりがある方にオススメしたい日焼け止めの1つです!
世界最大規模の認証機関である、ECOCERT認証を取得済み。曖昧な「オーガニック」商品が多いなか、本物のオーガニック日焼け止めを使用したい方はぜひ使ってみてください。
SPF50+/PA++++の最高基準でウォータープルーフだから、南国のビーチでも安心して使えますよ。
ホホバオイル、ココナッツオイル、アーモンドオイル、アボカドオイルを配合しているため、日焼け止めの乾燥した感じが苦手な方にもオススメです。
強いてデメリットを挙げるなら、
- 価格がすこし高め(約4,000円)
- 防腐剤不使用なので、開封後6か月以内には使いきること
- オイリー肌には少々テカりやすいかも
といったかんじでしょうか。
旅行であまったとしても日常使いも可能。ブルーライト焼けも防いでくれるので、パソコン作業が多い人やスマホをよく使う人にはうれしいですよね。
また、私は皮脂が多めな肌質なのですが、からだに塗るぶんにはテカリは気にならず、顔に使用する場合は、パウダーと合わせるなどして使っています。
サンゴに優しい日焼け止め
こちらは沖縄の企業がつくった日焼け止め。名前の通り、サンゴに優しい日焼け止めです。
沖縄でもサンゴを守るために、環境に優しい日焼け止めを使おう!という動きが高まっているようでとても嬉しいことですよね。
沖縄は世界有数の美しい海!ハワイに行ったとき、マリンスポーツのガイドさんが沖縄の海のほうがハワイよりキレイだと言っていたのが印象的でした
こちらの日焼け止めの素晴らしいところは、全成分9つのみというシンプルな配合であること!
- セサミオイル
- 酸化亜鉛(ノンナノ)
- ココナッツオイル
- ミツロウ
- シアバター
- ホホバオイル
- ラベンダーフラワーオイル
- セイヨウハッカオイル
- ユーカリ葉オイル
成分が全部わかるものばかりってスゴいことだと思いませんか?
自然にあるものだけを使っているので、人にも自然にも安心して使うことができるんです
こんなふうに、わかりやすいものだけでできているって、実はけっこう大事だと思います。
バームタイプなので、慣れていないとはじめは使いにくいかもしれませんが、夏の時期ですとバームが固くて塗りにくいということはありません。14gの小さなサイズもあるので、まずはそちらからお試しを。
ワンシーズンだけなら小さなサイズでも十分かもしれません
さらに、詳しく解説した記事がこちら。使い心地や落とし方について、徹底的レビューしています。
ALL good/ サンスクリーンバターspf50+
こちらはアメリカの日焼け止めですが、ネットやサーフショップなどでも購入することが可能。
上記でご紹介したサンゴに優しい日焼け止めと同じく、シンプルな配合になっていて、全成分は6つのみ。
- ヤシ油
- 酸化亜鉛(ノンナノ)
- ミツロウ
- ホホバ種子油
- トウキンセンカ花エキス
- トコフェノール (※ビタミンE)
Reef friendly(リーフフレンドリー)で、生物分解性の日焼け止めです。
また、6つの成分のうち4つがオーガニック認証成分という点も安心です。(オーガニック認証成分:ヤシ油、ミツロウ、ホホバ種子油、トウキンセンカ花エキス)
バタータイプで程よく伸び、からだなど広範囲に塗るのも大変ではありません。
ベタベタすることもなく、匂いがふんわりとお菓子みたいで個人的に好きです
(※お菓子みたいは超個人的な感想です!笑)
サンスクリーンバターspf50+をさらに詳しくレビューしているのがこちらの記事
【まとめ】パラオの日焼け止め禁止成分のおぼえ方
パラオで使用できる日焼け止めは限られています。
10種類の禁止成分がありますが、すべて覚えるのは大変なこと。下記の1.〜3.を基準に日焼け止めを選んでみましょう(特に1.と2.はセットで)
- 「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」と記載あるものを選ぶ
- 「〇〇パラベン」(パラベンのみも含む)「フェノキシエタノール」と記載あるものは選ばない
- 「トリクロサン」は一応覚えておく。記載あるものは選ばない
美しい海、風景、サンゴ礁や貴重な海洋生物、これらの宝庫であるパラオ。自然を守ることは人々の生活を守ることにも繋がります。
海を愛し、自然を愛するなら、地球にも自分にも優しい日焼け止めを選んでいきたいですね。
日焼け止めだけに頼らず、ラッシュガードやはおりもの、帽子などでもできる日焼け対策をしていきましょう